ガルガル期について
ガルガル期とは
ガルガル期とは、産後のホルモンバランスの急激な変動によって、精神状態が不安定になり、イライラして攻撃的になってしまう時期をいいます。
母性本能のひとつで、動物が出産後に子供を守る為にガルガルと威嚇をすることから、『ガルガル期』と言われるようになったそうです。
筆者自身も体験し、実際にそれが原因で夫婦喧嘩にもなりました。そしてそのイライラの原因が、『ガルガル期』である事を知りました。産後に自分が体験するまで、ガルガル期という言葉すら知りませんでした。
ガルガル期かも?
産後、こんなことはありませんか?
- やたらと夫や義父、義母にイライラする
- 勝手に赤ちゃんに触られるのが嫌
- アドバイスされると腹が立つ
- 理由もなく涙が出る
それはガルガル期の影響かもしれません。
ガルガル期の期間
産後のガルガル期は、人によってあったりなかったり、その期間も産後すぐに感じる人と数週間経ってから感じる人、等様々です。
ですが、長く続くとママ本人はもちろん、パートナーや周りの家族も辛いですよね。
ガルガル期の乗り越え方
ガルガル期は、ホルモンバランスの影響が原因ですが、産後のママのイライラを募らせる要因が他にも考えられます。
- 産後の赤ちゃんのお世話による睡眠不足
- 周囲の協力が得られない事での疲労や不安感
- パートナーとの子育てへの考え方の相違
赤ちゃんが産まれて家族で穏やかに過ごしたかったはずなのに、ガルガル期が原因で夫と衝突し、関係を修復出来ずに離婚してしまった、なんて話も耳にします。
ちなみに我が家は、お宮参りに行くかどうかの件で、義父母を巻き込み夫と大喧嘩になりました。今思い返すと、何をそんなにイライラしていたのか、あの頃は本当に攻撃的だったなぁと自分でも驚きます。
普段はイライラしないような事でやたらとイライラしてしまう、もしかしてガルガル期かも?と思ったら、ママ1人で解決しようとせず、まずは冷静な時にパートナーや周囲の人にガルガル期という時期の事やホルモンバランスが原因であるため、自分ではコントロール出来ないという事を伝えましょう。
ガルガル期の周りの接し方
ママがガルガル期で悩んでいるなら、周囲の方の接し方も大切です。
批判的な事は言わない
特に初産のママは、全てが初めてで手探りの状態の中、頑張って赤ちゃんのお世話をしています。そんな時に、批判的な事を言われると不安になり、それがガルガル期のイライラに繋がります。
話を聞いてあげる
子育てをしていると、ママは日中、赤ちゃんと過ごして、人と会話をする機会が減ることが多いです。特に、里帰りをしていない人は、日中、パパが仕事に行っていると、大人と会話をすることがない日も多々あります。
ただ、頷いて話を聞いてもらうだけでも、一人ではないと安心できる場合もあるので、パパが居ない間の赤ちゃんの様子など、ママの話を聞いてあげましょう。
ストレスとなる関係を遠ざける
これは、ご家庭の状況によって様々ですが、周囲の人みんながママのガルガル期を理解して適切に接してくれる訳ではありません。
その場合は、ママのガルガル期が落ち着くまで、ママがストレスに感じる人とは少し距離を置く事も一つの選択肢です。
辛い時期ですが、パートナーや家族と衝突して関係が修復出来なくなる前に、対策をしましょう。